Patricio Zeoli PROFILE
パトリシオ・ゼオリ (ギター・チャランゴ) アルゼンチンに生まれ、アイルランドで育ち, 現在ドイツに住んでいる。 多くの国々から得た多様な文化的、音楽的素養は、彼の音楽と芸術性の創造に大きな影響を与えた。 幼いころからギターに興味を持ち、その夢を叶えるべく、ベルリン藝術大学
(ドイツ)のカルロ・ドメニコニ、モンテビデオ(ウルグアイ)のアベル・カルレバロとエドゥアルド・フェルナンデスにも師事した。
セオリ氏は、1985年から1991年までモンテビデオ(ウルグアイ)のウルグアイ・アメリカン・スクール(UAS)の音楽学部長を務めた。現在ベルリンにあるケステンベルグ音楽学校(ドイツ)とタルトゥ(エストニア)大学で教鞭をとっている。
ソロでの演奏をはじめ、多くのオーケストラや室内音楽グループと共にヨーロッパと南北アメリカの各地で演奏活動をするかたわら、頻繁にヨーロッパとアメリカのラジオ、テレビに出演している。レパートリーは、現代のクラシックギターから古代のケルト民族楽やダンス音楽まで巾広く、中でもラテンアメリカの音楽を得意としている。特にクラシックギターとポピュラーなラテンギターの分野で世界的名声と最高の評価を得ている。 1984年にブラジリア (ブラジル) の国際音楽祭で特別賞を受賞した。
チャランゴはゼオリ氏が生まれた時から親しんできたが、演奏活動を通して、チャランゴの音楽を育んだ歴史と伝統文化をさらに深く理解するため、北アルゼンチンとボリビアの奥地を訪ねた。 その結果チャランゴがギターやヴァイオリンと同様、楽器としての高い機能と完成度を備えているばかりでなく、17世紀、18世紀に作曲されたチャランゴの曲が、同時代に作曲されたクラシックの曲やアルゼンチンとボリビアの音楽と比べても勝るとも劣らぬ芸術性と、音楽性を備えていることをつきとめることが出来た。現在、「PIARANGO」(ピアランゴ)と「LOS YMPOSSIBLES」 (ロス・インポーシブレス)と言う演奏グループを通してそのチャランゴの備えている優れた楽器の可能性と演奏曲を他の楽器や音楽と融合させ新たな音楽の創造を全世界に広げる活動をしており、ヨーロッパと南米で高く賞賛されている。
To date PZ has visited Japan on three occassions, perfoming as solist and together with the Miharu Ensemble and Piarango. It is fortunate to be able to count with his presence at the Cosquin Festival and provides an opportunity which no aspiring young musicians should miss.
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